ズームアップ特集 掲載期間:2008年5月26日〜2008年8月25日
動画配信協力 Yahoo!動画
ケータイ捜査官7
毎週水曜夜7時〜テレビ東京系列にて好評放送中!押井守監督による「圏外の女(前編・後編)」8/27・9/3放送!
三池崇史シリーズ監督による「ケータイ死す」9/24・1時間スペシャル放送決定!!
「ケータイ捜査官7(セブン)」情報 「フォンブレイバー」携帯紹介 監督直撃インタビュー


「ケータイ捜査官7」シリーズ監督・三池崇史監督インタビュー
三池崇史監督 「ケータイ捜査官7」のシリーズ監督を務める三池崇史監督にお話をうかがった。
その沸き出す情熱を武器にあらゆるジャンルの映画を完璧に仕上げる三池監督。「スキヤキ・ウェスタン ジャンゴ」の第64回ベネチア国際映画祭コンペティション部門正式出品など、作品を国際映画祭へ多数出品。さらに昨年「米タイム誌が選ぶホラー映画25」に、日本人監督作品として唯一「オーディション」が選ばれ、世界が注目する監督のひとりとなっている。大人気アニメの実写映画化作品「YATTERMAN〜ヤッターマン〜」(2009年春公開予定)への期待も高い。
4月2日に放送された初回1時間スペシャル「ケータイ、歩く!?」では監督を担当し、テレビドラマの枠を超えた驚きの完成度を見せつけた。
『ケータイ捜査官7』のシリーズ監督としてこだわった点は?

テレビドラマって事件でしたから。僕らの世代にとっては。『ウルトラマン』とか『仮面ライダー』とかね。だから“ヒーローもの”は僕らの世代が源流だという意識がある。『ケータイ捜査官7』も今の子どもに喜んでもらおう、というよりは、自分が子どもの頃こんな番組があったら面白かっただろうなっていうイメージで作ってます。それを観て今の子ども達が楽しんでくれるとすごく嬉しいですね。
キャストやスタッフが自分達の個性を殺して作った番組とは全く異なるエンターテインメント性が出てくると思う。子ども達はそこを見抜いてくれると思うんですよ。子どもっぽいものを子どもは欲しがらないですよね。今の子ども番組は大人っぽさがなくなっている。見せなくていい、と大人が勝手に判断して隠しているって感じがする。僕らの頃のドラマには、ドキドキする部分があって、子ども心に「何で今週はこんな話なんだろう? これって先生に怒られないのかな?」って思いながら観ていた。番組を観て、明日早く来ないかなとか、早く大人になりたいなとか、そういう感触を持ってもらえるといいなぁと思いますね。


放送2か月を経て、改めて『ケータイ捜査官7』の見どころは?

網島ケイタという主人公を演じる窪田(正孝)君がすごくいいんですよ。いい役者とうまく出会ったと思う。彼は、撮っている側に喜びを感じさせる。他人なんだけど人をその気にさせる。いい表情が撮れるとこっちも嬉しいんですよね。彼なりに色々考えてるんでしょうけど、まさに網島ケイタを演じる為に生まれてきたんだって感じです。だから演出するというより、逆に聞いちゃうんです。おまえだったらこういう時どうするんだって。彼が本物のケイタだからね。
もうひとりの主人公、セブンはフルCG! あり得ないですよね。それがちゃんと存在するものとして居て、役者とちゃんとコミュニケーションを取っているわけですよ。とてもテレビの枠では考えられないCGですよね。CGというのは、派手に破壊したりする時に力を発揮するんですけど、この番組で使うのは、例えばセブンが取り残されてバディの近くにいけないときに、「悲しい」と思わせるCGなんですよね。感情をカタチにするのに使っている。やっていてすごく面白いですよ。もう我々の中ではセブンって奴は存在しますからね。“存在させる”事が出来るCGの力には無限の可能性があるわけですよね。その辺が、他の番組とは全然感触が違う点だと思います。


ほんの少しだけ未来=《明日未来》(あすみらい)を舞台にしていますが?

単なる夢物語じゃなくてリアルに可能なんですよ。有り得る世界だと思う。超人的な力を持つ奴も現れないし、バッテリー切れたら充電しなきゃならないし(笑)。底辺にリアルなものがちゃんとある。敵役も悪い奴らじゃなく普通の人間なんですよね。そういう意味では「明日未来」っていう言葉がすごくぴったりで、たぶん子ども達はもっと凄いリアルな世界に生きていると思うんですよ。同じ時間に生きていても、子ども達の視点から見たものはもっと面白く見えてるはずです。
今は、自己主張をしてコミュニケーションを取る時代になっちゃってると思うんです。でも、意識的に出す“自分らしさ”なんて自分じゃないわけですよ。この物語のコミュニケーションっていうのは、自分のことをわかってくれ、じゃなくて“相手のことを知る”事なんですよね。自分は自分としてそこに在るから、自分の事は何も言わなくていいわけですよ。相手が何を考えているのか知る事は、自分を知るって事なんです。ケイタとセブンは、付き合っていく中でお互いを知っていき、シリーズが進む中でケイタもセブンも変わっていく、成長してくんです。この“新しいコミュニケーション”の根底は優しさですよね。それが強さにも勇気にもなっていく。そんな今までとはベースの部分が全然違う物語です。是非チャンネルを合わせてください。

三池崇史監督


「ケータイ捜査官7」監督・押井守監督インタビュー
押井守監督 「ケータイ捜査官7」に参加した押井守監督にお話をうかがった。
押井守監督といえば、日本のアニメ作品が世界で注目されているという認識を不動のものとした『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』(1995)をはじめ、日本のアニメ作品として初めてカンヌ映画祭のコンペティション部門にノミネートされた『イノセンス』(2004)などの作品を作り上げた、日本を代表する映画監督のひとり。『紅い眼鏡』(1987)や『真・女立喰師列伝』(2007)などの実写映画作品も監督しているが、実写のTVドラマへの参加はこれが初めてとなる。
『ケータイ捜査官7』に監督として参加することを決めたポイントは?

最初はプロダクションI.Gの石川社長から頼まれたんだよね。そのとき一瞬思ったのは、実写のテレビシリーズってやったことないし、どういう現場なのかなという興味。あと、なにより三池崇史さんに興味があったんです。三池さんの映画が好きだったし。だから同じ作品に参加する形で一緒に仕事できるのはいい機会じゃないかと思いましたね。 それで三池監督に会わせてもらったんです。やっぱり想像したとおりの面白い人でした。そのとき聞いてみたんですよ。「何やってもいいんでしょうか?」って。脚本も自分で書きたいし、キャスティングも自分でしたいと。そうしたら、何やっても構わない、テレビコードに抵触しない限りは、という話だったんです。だったら何かやりたいことやれるかなと。あと一緒に仕事をしてみたい女優さんがいたので。それで引き受けることにしました。
とはいえ、スケジュールが大変で。新作映画『スカイ・クロラ The Sky Crawlers』(本年8月2日全国公開)の公開に向けてキャンペーンや取材がある上に、別の映画の仕上げもあって。なんとかこちらの都合に合わせてもらえたので実現できましたね。


監督されて、主役・網島ケイタ役の窪田正孝さんの印象は?

やっぱり面白い役者さんだよね、すごく。才能があるし、生まれついて、人を面白がらせたいタイプなんじゃないかな。楽しくてしょうがないって感じでやってるよね。若いってこともあるんだろうけど。これからが楽しみですよね。まあわりとやりすぎるほうだよね。僕はそのほうが好きだけど。やりすぎを押さえたほうがやりやすいから。そっちじゃなくてこっちのほうなんだけどってことでピンとくる、そういう役者さんが好きなんですよ。そういう意味ではすごくやりやすかった。打てば響くって感じでしたね。

実際にテレビドラマの監督をしてみた感触は?

経験としてはやっぱり面白かった。映画の現場とはまた違う。同じような短編でも『真・女立喰師列伝』のつくり方とは明らかに違うし。パワフルだよね。パワフル。とにかく30人くらいの力でその場その場で一気に全部押し切っていく。明日は無いから今やるしかないんだというね。答えをすぐ出すって言うか。それはとても面白かった。
ただ、1年中これやってて楽しいかどうかはまた別だと思う。僕はたぶん何やってもそうなんだろうと思うね。年がら年中アニメやってるのは絶対嫌なんですよね。それは映画でも小説でも、たぶんテレビドラマでも同じ。実に因果な性分なんだよ。性分っていうか単に色気が多いのかもしれないけど。 でも、また機会があったらやりたいなとか、正直、思ったりしましたね。

押井守監督

< 視聴条件の確認する 動画を視聴できない方 テスト動画を見る